つなぐ会とは

  日本音楽の研究と教育をつなぐ会(略称 つなぐ会)は、日本音楽の将来のための教育の役割を重視し、研究者がコーディネーターとなって、演奏家、学校、教育行政のネットワークの構築をめざしています。

  これまで[教員の養成・採用・研修][専門家の活用][幼小教育の連携]の3チームを組織して研究と議論を重ねてきました。これまでの活動を踏まえ、3チーム横断による[しょうチーム]を新設し、伝統音楽の表現の特質や伝承方法、日本語と音楽の深い関わりなどの視点から、音楽教育における「唱歌を用いた指導の在り方」についての研究を進めました。その成果として、平成29年度にDVD付教材「唱歌で学ぶ日本音楽」を作成しました。今後は、この教材が広く活用されるよう、ワークショップを企画、実施していく予定です。

  なお、本会の合同研究事業は、平成27~30年度伝統音楽普及促進支援事業に採択され、文化庁の支援を受けて取り組んでいます。

幼小教育の連携チーム

 幼小連携を踏まえた伝統音楽の教育の視点から、保育現場の伝統音楽の取扱いや実演家の参加に関する実態調査を行うとともに、海外の幼児教育及び初等教育のカリキュラムにおける伝統音楽の扱いを分析しました。この結果を踏まえ「次期幼稚園教育要領の内容に関する要望書」を文科省に提出しました。また、幼児や小学生を対象とする伝統音楽の実践について、研究者や保育者、教師を対象とするワークショップなどの合同研究会を実施しました。


①「次期幼稚園教育要領の内容に関する要望書」(平成28年10月31日現在)

②「根拠資料:幼児教育において<伝承遊び・わらべうた>を扱うことの重要性」(平成28年10月31日現在)

③「別添資料1・2:関連先行研究・小学校実践」(平成28年10月31日現在)

④「別添資料3:大韓民国2012年改訂幼稚園教育課程(日本語訳)」(平成28年10月31日現在)

⑤「別添資料4:ハンガリーの音楽教育と伝統文化」(平成28年10月31日現在)